ハロンの入り江

日常とかネットの話を書いています

私もそろそろ動き出したいが

週が開けてしまった。また惰性で仕事と家を往復する日々が始まる……、ということに猛烈に絶望を感じているわけじゃないし、私ごときにちゃんと正社員の立場を与えてくれる会社に感謝しなければ、と思いつついやそんな社畜精神じゃいかん!と脱社畜ブログを眺めたり。脱社畜さんも、「あれこれおかしくね?」ってことをスパーっと言語化してくれるし根拠を持って「それじゃいかんよ」と言ってくださるから、ありがたいですよね。そりゃ皆読みに行くよと思う。なるほどーっていう感心より、むしろ癒し効果的なものがあると思います。「仕事めんどくさい楽しくない帰りたい」自分を否定しないで済む逃げ場、のような。逃げ場にしてすみませんという感じですが朝に脱社畜ブログを読むことで今日も一日脱社畜精神で過ごそうと思える。こんな実のない使い方してすみませんて感じですが。
月曜日によそで使ってるツイッターで「それでは聞いてください、”無職になりたい”!」ってツイートみてすごい笑った。
実際無職になったらすごい困るんだろうけど、気持ちすごいわかる。拘束時間中何も感じなくなりかつ周囲に迷惑がかからないようになる技術とか誰か考え出してほしいです……。良く「今の日本はニートがこんなにいます!」ってニュースになりますが、それ以上に労働人口がいることに私は驚いてしまう。毎日毎日満員電車に揺られてこのクソ暑いなか会社に通い理不尽や退屈に耐え続ける人がこんだけいるってそれだけで狂気。人間そこまでシンプルに出来て無くない!?と自分を例にあげて思ってしまうのでした。
この先30年40年働き続けるのかと思うと今日も憂鬱です。なんか憂鬱な話になった。

家族がちょっとずつ元気を取り戻し暇になってきているせいか、外出したがっていて、昨日も習い事のお友達からメール来た、とまんざらでもなさそうだったので安心した。私も随分まともに外出していないのでそろそろ誰かと会いたいけれど、予定合わせたり家族のお伺い立てるのが面倒臭い……。暑いなかでかけるのもすでに苦痛なのでお休み中はほとんど家で近所のスーパーか整体くらいにしか行っていないという。
しかしこのままだと友達に忘れられてしまいそうだwwwと人間らしい感覚を取り戻しつつある。

良いこともあった。
おたく趣味なのでいわゆる同人誌を書いている(今は停止中)のですが、随分前に書き販売終了した作品(在庫残ったが処分)を、今読みたいって言ってくれる人が出てきた。いやもうびっくりです。
同人初めて初期の頃の作品で、最初の頃はすごく楽しかったんだけどやがて人間関係に悩み客層のジャンル移動に悩み書くことが楽しくなくなり本音が言えなくなり、ほんと好きだから始めたのに最後のほうはもう苛立ちばっか募って、円満に見せかけて内心かなり壊れてしまい辞めてしまったジャンルだったから。辞めたことで作品は嫌いにならずに済んだけど、嫌なことを思い出すからしばらくはもう見たくないって感じだった。最近は別ジャンルに移動していたしほとんど忘れかけていた。サイトもほぼ放置していたんですが、ツイッターで(そのツイッターもほぼ放置のようなもんですが)わざわざ作品読みました、良かった、オフ本販売終了してしまって残念、と言ってくれて。
正直言って作品はもう何度も消してしまおうと思ったし、出した同人誌も軽く黒歴史になりかけていたので、すごい感激してしまった。あいた口がふさがらなかった。
それこそピークは大分前に過ぎて、当時のサークルはほとんど残っていない斜陽ジャンル。
でも、その人にとっては今が旬で(再燃っぽいようだが)、その時たまたま私のサイトを見つけたらしい。
もう自分でも何書いたか覚えてないような作品だったけど、今が旬の彼女にとってはありがたいものだったようで(web上にもほとんどそのジャンルの作品はないだろうし)、こんな素敵なもの書いてくださりありがとうございますって言ってくれた。いえ、こちらこそ拙い作品を気に入ってくださりありがとうございます、だ。文字にするとほんと無味乾燥だけれど、内心とても衝撃を受けている。
今の自分は色々変わってしまって今更その作品の新作は書けないし、萌えは現役の時に吐き出し切ったし、今やツッコミしか出てこないからきちんと交流はもうムリだろうと容易にわかるので遠くから眺めるにとどまっている。私が現役の頃は同カプ好きな知り合いも友達もいなくてジャンル交流はしててもカプ交流はしていなくて微妙に寂しかったけれど、今、彼女の熱心な呟きを見ているだけでなんだか微笑ましいし嬉しい、純粋に楽しい。当時、何かしら交流していたらどうなっていたかなあ。イベント会場で言葉でも交わしたのだろうか。カプ萌え話とかできたのかもね、なんて考えながら、甘くて痛くて懐かしい思い出を遠くから眺めている。
でも私がこれ好きだって思ってた気持ちだけはサイトに残ってて、過去の私が、最後ものすごく苛立っていた自分がちょっと救われた、ような。あんだけ部屋を占領していた在庫も、この人にとってはありがたいものなのかなーと思うと感慨深いし、そういう意味でも作品て簡単に消さないほうが良いのかもしれませんね。

でもボロが出ないよう呟きはほとんどしない(結果放置になるんですね)。たかが二次でも、作家の人間性にガッカリされるのは、頑張って作品書いた自分がかわいそうになるので、極力何も言わないようにしている。いや二次だからこそっていうか、二次ってほんと原作への憧れが書き手も読み手も原動力だから、作者関係各社に何も関係なくてもそこに水を差すのはやっぱり夢を壊すようで良くないっていうことも学んだなー。中身はどぎつい幻想と夢と妄想の塊だし、でもそういう濃くて甘くてウソにしかない夢が欲しくなるのはわかるし、どうせ時間かけて夢を見るなら徹底していたほうが没頭できるだろうと。
そう考えると、私はあの作品からかなりたくさんのことを学ばされたのかもしれない。
というわけで対応中。二次萌えは水物なので、今どうにかしないとニーズはすぐに消え去るのです……。ということも、大ケガしながら学びましたしね。ほんと鉄は熱いうちに打たないとなー。
「今の私」も同人も復帰したいけれど、休日PCに向かうだけですっごい疲れてしまい、ああしばらくは駄目だ、って悟った><夏バテでもしてるのか?でも食欲はあるから、なんとなくただ余裕がないだけでしょうね。同人イベント出るために申し込んで本作って印刷所との調整諸々、ポスターやら搬出やら宣伝やら売り子の手配を考えるだけで気が狂うかと思ってしまった!あれを繰り返しやってる同人作家はすごいよマゾなのかしら。でも、マゾるほどの快感や楽しみがありますもんね。あの世界から抜け出せなくなる気持ちもわかるし休みたくなる気持ちもわかる。

なんか自分の趣味の話の部分だけすごい熱心に書いてしまった。他に書くところがないからですねー。